こんにちは!
「筋膜と姿勢の整体院」院長の近藤です。
前回に続き、今回も栄養についてのお話です。
取り上げるのはビタミンC。
風邪の予防や美肌効果もあり、またガン治療に使われる事もある、とても重要な栄養素です。
ビタミンCは身体を形作るコラーゲンを生成するのに必須の栄養素です。
不足すると、壊血病という病気を発症します。
壊血病は16世紀から19世紀にかけて多くの船乗りの命を奪った病気です。
これは長距離の航海により、新鮮な食材が手に入りづらかったためだと言われています。
しかし18世紀のイギリス海軍で船員の食事にレモンやライムを出したところ発症率は激減し、以降は壊血病予防のために積極的に柑橘類が食べられたそうです。
余談ですがジンとライムジュースで作られるギムレットというカクテルも、この時に生まれたという説があります。
ビタミンCは、身体がストレスに晒されると大量に消費されると言われています。
そのため食生活が豊かになったとはいえ、現代人には不足しやすい栄養素かもしれません。
ちなみに、みかん一つで35㎎のビタミンCが摂れます。
厚労省によると、一日の摂取量は100㎎とされていますが、健康効果を高めるにはもっと摂る方がより効果的です。
風邪予防のためには日に500㎎、コラーゲン代謝を高めて筋膜組織やお肌のターンオーバーを早めるには日に2000㎎摂ると効果的とされています。
こう書くと、「こんなにたくさん摂るのは大変。だからサプリメントで一気に摂ろう!」
と考える方もいらっしゃいますが、サプリメント単体での摂取になってしまうと、吸収率が低下するというデータもあります。
ですから、まずは野菜や果物といった食事から摂取するよう意識し、足りない分をサプリメントで補うという摂り方をしてみてください。
実際、ビタミンCをしっかり摂るようになってから施術効果がグンと高まるケースは多いです。
お身体の不調にお悩みでしたら、是非意識してビタミンCを摂ってみてください。