こんにちは!
宇部市西梶返の「筋膜と姿勢の整体院」院長の近藤です。
寒くなり、免疫力が落ちて体調を崩す方が増えてきました。
今回の記事では免疫力を高めるポイントをお伝えします。
ポイントは
①肩甲骨の内側を温める
②亜鉛を摂る
この2点です。
発熱などの本格的な風邪症状が出る前には「あれ?具合が悪いかも?」と感じるタイミングがあります。
そこで上記の2点を実践できると、風邪の発症リスクを下げることができます。
また最後に、
③それでも風邪を引いてしまった時の注意点
についてもお伝えします。
それでは順番に解説していきます。
①肩甲骨の内側を温める
肩甲骨の内側には「風門(ふうもん)」というツボがあります。
「風邪(かぜ)の門」を意味するツボで、第二胸椎の5㎝ほど外側にあたる部位になります。
古代中国ではこの部位から「邪気」が侵入すると体調を崩すと考えていました。
風邪の引き始めはちょうどこの辺りがゾクゾクしますよね?
これは昔々、人類にまだ毛皮があったころの名残りと考えられています。
筋肉が収縮して「毛が逆立つ」ことにより、毛皮の間に空気の層を増やして防寒効果を高めたと考えられます。
さて、「風邪かな?」と感じた時は、この風門を温めてあげてください。
シャワーで温かいお湯を当てても良いですし、湯船に浸かって温めると水圧によるマッサージ効果も得られるので更に効果的です。
カイロを貼るのも有効ですが、その際は低温火傷を防ぐために素肌には貼らず、また寝るときには必ず剝がすようにしてください。
風門を温めることにより、身体の本来持っている免疫力が活性化され、風邪の発症リスクが下がります。
ちなみに、北海道で厳しい冬を過ごしていたアイヌの人々も、暖をとる時は焚火で背中を温めていたそうです。
ぜひお試しください。
また「毛が逆立つ」行為は防寒に加えて「威嚇」の意味もあります。
そのため、この部位を温める事は自律神経を穏やかにする効果も期待できます。
不安やイライラが強い方も、この部位への優しい刺激は有効です。
②亜鉛を摂る
免疫に関わる重要な臓器に「胸腺」という臓器があります。
ストレスを受けると萎縮しやすい臓器としても知られています。
亜鉛は、この胸腺の働きを強めてくれます。
そのため亜鉛を積極的に摂ることで、風邪の発症リスクを下げることができます。
亜鉛を摂るのにオススメの食材は、今この時期が旬の牡蠣です。
好みが分かれる食材ですが、お好きな方はぜひ積極的にお召し上がりください。
ちなみに、亜鉛はビタミンCと一緒に摂ることで身体への吸収率が大幅に上がります。
牡蠣にレモンや紅葉おろしを添えて頂くことは、美味しいだけでなく実に理にかなった食べ方です。
また牡蠣が苦手な方、もっと手軽に亜鉛を摂りたい方にはココアがオススメです。
寒いこの季節、コーヒーやお茶に代わってココアで一息つくのも乙なものですね。
他にもウナギやレバー、カシューナッツにも亜鉛は多く含まれています。
もちろん、サプリメントを使うことも有効です。
③それでも風邪を引いてしまった時の注意点
風邪を引いてしまった時に、肩こりや腰痛が悪化した経験のある方は大勢いらっしゃると思います。
辛いので揉みほぐしたくなる衝動に駆られますが、この時はマッサージやストレッチは行わないでください。
高熱が出た時に身体の節々が痛くなった経験をお持ちの方はイメージしやすいかと思いますが、免疫力が低下すると人体の関節は緩み、腫れます。
緩んで不安定になった関節を守るために、周囲の筋・筋膜は自ら緊張を強め、関節を安定させようとします。
そのため元々肩こりや腰痛をお持ちの方は、症状が悪化しやすくなるわけですね。
この状態でマッサージやストレッチをしてしまうと、更に関節が不安定になり肩こりや腰痛は悪化します。
また体調が悪い時の不用意な刺激は、身体を疲れさせ余計に回復を遅らせます。
風邪を引いた時の身体の痛みは「無理をしないで寝ていなさい。まずは風邪を治しなさい。」という身体からのメッセージです。
風邪を引いてしまった時は身体への刺激を減らし、体調を回復させることを優先させてください。
これから気温も更に下がり、体調を崩す方も一層増えてくるかと思います。
今回ご紹介した方法は、どれも簡単に行える方法です。
ぜひ体調管理の一端として参考にして頂けましたら幸いです。
肩こりや腰痛といった慢性的な不調にお困りなら、宇部市西梶返の「筋膜と姿勢の整体院」にぜひご相談ください。