こんにちは!
「筋膜と姿勢の整体院」院長の近藤です。
日本人の80%以上が経験すると言われている腰痛。
当院にお越しになる患者様の内訳でも、肩こりに次いで多いのが腰痛です。
本屋の健康コーナーへ足を運べば棚にズラリと腰痛に関する本が並んでいます。
「国民病」と呼ばれるのも頷ける気がします。
腰痛を発症するには多くの要因がありますが、その一つに内転筋群の固着・短縮によるものが挙げられます。
内転筋群は骨盤の恥骨及び坐骨から大腿骨の内側に向かう筋群であり、主な役割として運動時に股関節を安定させ、骨盤が必要以上に傾かないよう支えています。
スポーツをしている方は「内転筋群を鍛えるとパフォーマンスが向上する」と耳にしたこともあるのではないでしょうか。
ところが椅子に長時間座っていると、この内転筋群は短縮した状態で固着します。
その状態が続くと今度は内転筋群は萎縮して弱まります。
すると骨盤をうまく支えることができなくなり、骨盤の歪みや腰周囲の筋膜の癒着を引き起こし、腰痛を引き起こします。
「椅子から立ち上がる時に腰が伸びず痛む」といったお悩みを抱えている方は、多くの場合この内転筋群の固着を起こしています。
これを解消するには適切な施術と、セルフストレッチが有効です。
セルフストレッチとしては、いわゆる「伸脚」や
四股踏みの格好で行うストレッチが有効です。
内転筋群の柔軟性が回復すると、座り姿勢も改善しやすくなるので腰痛だけでなく、肩こりや首の痛みも変化しやすくなります。
ぜひ、お仕事の合間にこれらのストレッチを試してみてください。