こんにちは!
「筋膜と姿勢の整体院」院長の近藤です。
皆さんは「健康」と聞くと、どういった状態を思い浮かべるでしょうか?
痛みのないこと、思い通りに身体を動かせること、悩みや心配のないこと、他にも色々あるかと思います。
世界保健機関(WHO)は、以下のように定義しています。
「健康とは、完全に肉体的、精神的、社会的に良好な状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない。」
これは1948年に書かれたWHO憲章の序文です。
文句のつけようがない、素晴らしい文章だと思います。
この通りの状態であれば、本当に心身ともに健やかに過ごせることに違いない!と思います。
ただ現実問題としては、なかなか難しいところがあります。
74年前にこの文章が書かれた当時は、飢餓や感染症に多くの人が苦しんでいました。
現在は新型コロナの問題や地域によっては飢餓の問題がありますが、当時と比べると栄養面や衛生面は、大きく向上しています。
代わってこの数十年、日本を含む先進諸国で増えてきたのが、生活習慣の変化による身体の不調です。
運動不足や長時間のデスクワーク、スマートフォンなどにより身体の使い方は大きく変化しましたが、身体の構造は数十年では変わるはずがありません。
結果として、いわゆるケガとは違う「慢性痛」を持つ方が急増しました。
日本では2004年の調査では慢性痛患者は人口の13.4%の1700万人だったのに対し、2010年の調査では成人人口の22.5%の2315万人にまで増加したとされています。
日本だけでなく、先進国の多くが人口の約20%の慢性痛患者を抱えているようです。
また、慢性痛に悩む方は精神の安定も損なわれてしまう事があります。
慢性痛を抱えている方は、そうでない人と比べると、気分障害は2.2倍、パニック障害は3.4倍、PTSDは3.2倍も罹患率が高いそうです。
それまで平穏に暮らされていた方が、慢性痛を患ったことで、精神まで不安定になってしまう。
これは大きく、切実な問題だと思います。
慢性痛の問題は多岐にわたりますが、多くは筋骨格系の障害に起因します。
筋骨格系の問題は、計画的な施術を続けると回復してゆくものが多いです。
そしてお身体の不調が回復すると、精神状態も安定しやすくなります。
慢性的な不調にお悩みでしたら、是非ご相談ください。
「健康」に向けて前進できるよう、全力でお手伝いをさせていただきます。